45km(津幡検問所そば)までも結構余裕で行くことができた。
二週間前の50キロ練習の苦痛がうそのような足裏の状態だ。
森本を過ぎて、あたりは真っ暗になり、夜歩行に突入。
足元が見えにくくなったけど最適なペースで、到着が18時25分。
さっきはバナナ1本。今度は何本かな?と期待したが、対応は冷たかった。
もらえたのは、バナナどころかチョコ一粒だった。ケチッ!
こんなとこすぐ出よ!三人の意見は一致していた。
次は、55kmチェックポイント「やまじゅう」(かほく市浜北)を目指す。
ここからは暗い足元でスピードが落ちるし、気温も落ちる。
汗で濡れた身体が急速に冷えていった。
それに空腹だ。
ここまで、休憩を挟みながら12時間以上歩き続けているけど、まともに
食事は取っていない。
まともに食べて満腹になると歩くのがつらくなるからだ。
けど、さすがに空腹は辛いし、途中でエネルギー切れもこわい。
コンビニでおにぎりを2個購入。一気に頬張った。
田村氏も2個だった。
美香ちゃんはみたらし団子3本入りやパンや酒のつまみらしきものを
買って、みたらし団子をみんなに配った。ありがとう!
僕以外の二人は、練習で20kmと30kmが最高。
すでに未知の領域に突入していた。みんなどこかしらの足が痛い。
僕も経験距離50kmを過ぎようとしていたし、まだ、今歩いて来た距離と
同等の距離を歩かなければいけない不安が体中を支配していた。
JR七尾線横の昔の国道を宇ノ気へ向けて歩く。
この道は真っ暗だ。右手に線路。その向こう遠くに民家の明かり。
左はバイパス。高台にバイパスがあるから車の音は上の方から
聞こえてくる。辛くなってくるちょうど真ん中あたりで、この道はなんだ?
ずっと向こうまで暗闇が続くこの道は、不安をかき立て心の力を奪っていく。
「この辺でやめたらどうだ?この先はもっと暗くて辛いぞ~」